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マンション居住者が知っておくべき防災意識
公開日:2017-06-04 00:00:00.0

日本は地震が多い国なので、現在の建築基準法では、建築物は「震度6~7の大地震で倒壊しないこと」とされています。大地震はいつ起きてもおかしくないですが、万が一の大地震が起きたときには、マンションだからこそ気を付けなければいけない注意点もあります。ここでは、マンションの居住者が知っておくべき防災意識について紹介します。
家具の倒壊や落下、高速移動に注意!
マンションで怖いのは、大地震のときに発生しやすい「長周期地震動」の影響です。特に高層階では地震の揺れが増幅され、家具の倒壊、横滑りなどを引き起こし、室内にいた居住者が負傷する場合があるので、耐震グッズなどで家具を固定するようにしましょう。また、マンション特有のリスクではありませんが、揺れでドアやサッシが歪み、外へ避難できなくなる場合もあります。
備蓄と安否確認の大切さ
マンションでも、災害に備えた備蓄は必要です。戸建ての場合は、居住者自身が用意しなければいけませんが、マンションでは管理組合が準備している場合もあります。事前に知っておきましょう。その場合でも、各居住者自身で長期保存の利く食料や飲料水だけではなく、懐中電灯や充電器、ラジオ、救急用品、簡易トイレパックなどを準備しておきましょう。
マンションのエレベーター内で大地震に遭った場合は、すべての階のボタンを押しましょう。閉じ込められるリスクが減ります。もし閉じ込められた場合、外界との接触が断たれる密室状態になるにもかかわらず、地震によるレスキュー需要が急増するため、救援がすぐに来るとは限りません。そこで、簡易トイレや飲料水など、エレベーターの中にも最低限の備えが求められます。
いつ何が起こるかわからないのですから、あらゆるリスクを想定し、その対策を考えておくことは決して無駄ではありません。