売買のタイミングってあるの? (前編)

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みなさんは、どのような時にマンションを購入したい、またはマンションを売却したいと考えるでしょうか?
例えば、結婚、出産、転職や転勤、子供の独立、退職といった人生の節目で考える場合が多いかもしれません。その場合、もちろん良い条件で売買をしたいですよね。実は売買価格はタイミング次第で大きく変わるのです。今回は、タイミングを考える上で知っておきたいマンションの価格の決まり方と、相場の調べ方について紹介します。
マンションの価格はどう決まる?
まず、マンションの価格はどのように査定されているのでしょうか?
実は新築マンションと中古マンションでは、価格の決まり方は異なります。新築マンションは、土地代に建物を建てる費用、マンション開発や販促に関わる経費などの総額によって価格が決定されます。(詳しくはこちらをご覧ください:http://www.daikyo-realdo.co.jp/sumai/detail/33/)
一方で、中古マンションは、同じマンションや周辺の同等物件の売却事例による価格の相場はありますが、最終的に価格を判断するのは売主と買主です。売主と買主が合意して実際に売買された価格、いわば時価となっています。そのため仲介会社を通して、ある程度価格の交渉もできる場合もあります。このように、マンションの価格は新築マンションと中古マンションでは価格の決まり方が異なっています。
マンション価格の相場を調べてみよう
マンションの売買を考えている場合は、事前に相場を調べてみるのもお勧めです。物件の立地や、広さや仕様などの条件によって価格は異なるので、何をもって比較すればよいのか判断に迷うこともあるでしょう。新築マンションの場合は、あらかじめ購入したい広さや条件を絞り、日頃からチラシ、住宅情報誌やインターネットで情報収集するといいでしょう。条件に合う物件の坪単価で比較するのも一つです。不動産全体の相場変動を確認したい場合は、国土交通省の「不動産価格指数(住宅)」(http://tochi.mlit.go.jp/kakaku/shisuu)などの統計情報から変動を把握することができます。
中古マンションの場合は、取引事例がベースとなるので同等物件がどのような価格で取引されているかを調べるといいでしょう。その際に便利なのは、不動産流通標準情報システムであるREINS Market Informationです。(http://www.contract.reins.or.jp/search/displayAreaConditionBLogic.do)こちらは、都道府県と地域を選択すると、その地域における直近1年のうちに取引されたマンションの情報を見ることができます。不動産会社ホームページ等で販売中の物件価格を調べることもできますが、実際に取引された価格ではないので、その点は注意しましょう。
マンションの価格が高いのか、安いのか判断するためには、価格が決定される要素や相場を知ることは大切です。後編では、どのような時に価格が変動するのかと売買のタイミングについて紹介します。