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知っておきたい「マンションの買い時」の見極め方

公開日:2016-09-28 00:00:00.0
「マンションをいつ購入するか」は、長期間の住宅ローン負担を覚悟しなければならない一般消費者にとって、時期の判断が難しいもの。どうすれば、適切なマンション購入時期の判断ができるのでしょうか。
 
買い時を見極める判断に必要な外的要因とは?
 
就職、結婚、子供、定年退職など、人はライフステージが変わる局面に応じて、その都度選択や決断が必要になってきます。
その中でマンション購入は、最も慎重な選択と決断を要する局面のひとつといえるでしょう。なぜなら、一般消費者にとってマンション購入は、長期間にわたって住宅ローンなどの負債を背負わなければならない上、購入価格にはマンション市況の動向や金利動向など、外的要因が深く影響するからです。したがって、外的要因を見誤ると、後悔と必要以上の負債が残る事態になるかもしれません。
 
一般的にマンションの買い時は、次のような外的要因が強く影響するといわれています。
 
●マンション市況
マンションの買い時を見極めるためには、市況の把握は不可欠といえるでしょう。
マンション市況は、新築・中古を含め、不動産流通機構などの公的機関や、大手の不動産情報調査会社がネットで最新情報を公開していますので、一般消費者でも最新の市況を容易に知ることができます。エリアごとの平均価格相場も同様です。
 
●金利動向
長期間の負債返済を覚悟しなければならない住宅ローンの金利動向も、マンションの買い時を見極めるための不可欠事項といえるでしょう。
こちらも住宅金融支援機構などの公的機関や都市銀行、住宅ローン比較サイトが、固定・変動金利の最新動向や過去の金利推移を公開していますので、一般消費者も容易に知ることができます。
 
●景気動向
景気の先行きが悪くなれば、企業のリストラなどによる経営改善が行われ、大手企業の社員であっても減給や失業のリスクが高まります。このリスクコントロールをするためにも、景気動向の把握はマンションの買い時を見極めるための重要な判断材料といえるでしょう。
景気動向は、「株価動向」「為替相場」「消費者物価指数」などを指標として見定めることになります。こちらも経済関連サイトで容易に知ることができます。
ただ、景気指標は国内の経済要因だけではなく、例えばイギリスのEU離脱や原油価格の変化など、国際的な要因で急激に変動する場合も多くなっていますので、国際ニュースのチェックも必要でしょう。
 
購入の先送りはマンション購入がさらに困難化する場合も
 
マンションの買い時の見極めは、おもに上記3つの外的要因により判断することになります。一般消費者の場合は、これらの判断材料に基づきマンションを購入するか、購入先送りをするかになるでしょう。
購入を決断した場合はさておき、ここで注意したいのが購入先送りをした場合のプラス面とマイナス面です。プラス面とマイナス面は、それぞれ次のような側面が想定されます。
 
<購入先送りのプラス面>
・先送り期間を利用して自己資金を増やせる
・昇進、昇給、転職、独立などで年収増が見込める場合は、マンション購入予算の増額が可能になる
・先送り期間中に、より多くの物件を比較・検討できるので、マンションの目利き力が養える
・建築技術の住宅設備が進歩する可能性がある。
 
<購入先送りのマイナス面>
・賃貸住宅に住んでいる場合は、家賃の支払いが続く
・希望エリアのマンション購入チャンスを逸する場合がある
・マンション価格上昇傾向が続くと、グレードの高いマンションの購入が困難になる
・金融緩和政策から引締政策へ方向転換した場合、住宅ローン金利が上昇し、銀行の融資条件がきびしくなる
・住宅ローン完済が遅くなる上、ローン借入期間の短縮を迫られるので、月々の返済負担が重くなる
 
マンションの買い時の見極めは、ライフステージの変化と外的要因の判断によるといわれていますが、それによりマンション購入を先送りした場合のメリットとデメリットは相反の関係にあり、判断が難しいところです。
上記のように、メリットとデメリットの相反関係があるとするなら、買い時とは、やはり「自分や家族が気に入ったマンションを見つけたとき」なのかもしれません。もしこのとき、予算面で条件がきびしい場合は、信頼できる不動産会社に率直に相談するのが一番です。消費者では気付かない適切なアドバイスをしてくれることでしょう。

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