中古マンション、古さへの不安はどう解決する?〜【第3回】売主さま視点でも安心

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設備保証サービスは売主さまにとってもうれしいサービスです。では、どのような点がメリットとなるのでしょうか?
最終回の第3回では、売主さまの視点から紹介します。
設備保証サービスは売主さまの修理責任も保証
中古マンションを売却する際には、設備の状態についても買主さまに書面で説明し確認します。引き渡し後に、予見できなかった不具合が生じた場合は、売主さまは修復する義務を負うことになるからです。そのため、売主さまにとっての懸念材料は引き渡した後に設備の不具合が見つかることでしょう。売主さまは修理責任期間が経過するまではとても不安ですよね。設備保証サービスは、この期間に発生した住宅設備の不具合に対する保証を売主さまに代わって引き受けます(引き受ける修理金額には上限があります)。引き渡した日から仲介会社が責任を負いますので、買主さまとのトラブルに巻き込まれることを防ぎます。
なおこの設備に関しては、引き渡しから7日以内に限り修理責任を負うことになっています。もし不具合が見つかった場合は、修復するための対応や出費が負担となることもあります。設備保証サービスでは、売却後、万一設備の不具合が発生しても、修理費の一定額については仲介会社から支払われるので、売主さまは安心して新しい生活に向けての準備ができるでしょう。
設備保証は"何かあったらどうしよう"にお応えするサービス
設備保証サービスは、すべてのマンションに提供しているサービスではありません。仲介会社が住宅設備の動作確認をし、保証サービス適用の可否について判定しています。確認の結果、保証をつけられない場合もあり得ます。つまり、事前検査で設備の状態が確認され、指定設備について、「保証できる」と認められた物件になるのです。1年間の保証という付加価値のある物件となり、安心感も生まれるでしょう。さらに、仲介会社によっては、設備保証サービス付き物件を紹介する特集サイトもあります。
設備保証でみんなが安心
売主さま買主さま双方への保証をするこのサービスは、どちらにとっても安心できるものとなっています。中古マンションの売買を検討されている方は、ぜひこのサービスについても注目したいものですね。