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外国人投資家が東京に注目する理由とは?

公開日:2015-01-20 00:00:00.0

目次

外国人投資家とは


外国人投資家による日本の不動産購入が活性化しています。
「外国人」といっても、その中心は中国・台湾・シンガポールなどのアジア各国や新興国を中心とした富裕層です。
長らく高度成長が続いた中国の富裕層はもちろん新興国の富裕層の資金は潤沢で、億単位の超高級マンションを即決で購入したり、1回の来日でいくつもの物件をまとめ買いしたりといったケースも珍しくはありません。


東京が注目される理由


そんな外国人投資家にとって、なぜ東京の不動産は魅力的なのでしょうか。
ひとつは、日本のカントリーリスクが国際的に少ないことが挙げられます。もちろん原発問題や地震への不安といった要素はありますが、治安は安定しており、過去に政権交代が行われた際にも内戦や武力衝突に発展したというようなケースは長らくみられません。
またGDPが世界第3位に後退したとはいえ、日本が世界屈指の経済大国であることに変わりはありません。新興国のように極端な土地バブルも発生しにくいでしょうし、バブル崩壊による地価の大暴落リスクも低いと考えられます。
 
とりわけ東京の不動産が投資先として注目を浴びる理由は「日本の中心地であり、空港の便も良く自国と往来しやすい」「人口減に転じると予測される日本においてこれからも人口の安定が期待できる」「利便性が高い」「資産価値が長期にわたって減じにくい」など、日本国内の投資家が東京の不動産を重視するのとほぼ同様です。
これらの要素を加味して総合的に評価すると、東京の不動産価格は「アジア各国の大都市と比較して東京の不動産には割安感がある」と客観的に判断されている様です。
そこに円安の追い風があって、外国人投資家の投資マインドがさらに高まっているというのが現状でしょう。
 
また、あるアンケートによれば「地震や原発などの心配があったが、東京オリンピックの開催が決定したということは、『東京は安全である』と判断したということだから信用できる」といった意見も多くみられました。


今後の動向について


外国人投資家が積極的に東京の不動産を取得することは、今後東京の不動産市場にどのような影響をもたらすのでしょうか。
 
不動産取引調査会社によれば、東京都の不動産取得額のうち外国人投資家が占める割合は全体の19%にまで増加しているといいます。東京オリンピックによるマンション需要の拡大もあって東京の多くのエリアでは地価上昇傾向がみられます。また湾岸エリアの建設ラッシュによる建築費の高騰、立地の枯渇などの要素が重なり、新築分譲マンション価格はこれから東京オリンピックに向けて変動していくことも考えられます。
 
東京の不動産高騰は、需要と供給のバランスを逸した状態にさしかかりつつあるようです。こういう時は長期的視野に立ち、国際情勢・経済情勢・需要と供給の動向・デベロッパーの動向・行政の対応などさまざまな方面の情報収集を進め、新築マンションだけでなく中古マンションも検討するなど冷静な判断を下す必要があるのではないでしょうか。
編集監修者情報
編集監修者
株式会社大京穴吹不動産
所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-19-18 オリックス千駄ヶ谷ビル
設立年月
1988年12月
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