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二世帯住宅ならぬ「二世帯マンション」が人気の理由とは?

公開日:2016-06-20 00:00:00.0
親子二世帯の同居スタイルというと、かつては2階建て戸建て住宅の上下階に分かれて住む「二世帯住宅」が一般的でした。ところが近年、親子世帯が同じマンション(の隣合せ住戸など)に住む「二世帯マンション」の人気が高まっています。なぜ二世帯マンションの人気が高まっているのでしょうか。
 

それぞれのプライバシーを保証しながら親子同居の安心感を実現したマンション

高度経済成長期以降の核家族化進展により、日本でも親子別居の生活スタイルが一般化しました。
ところが近年、高齢化社会の本格化、共働き世帯の子育て問題の表面化(待機児童の増加)などを背景に、大家族生活の良さが再び見直され、親子世帯同居の生活スタイルへの関心が高まっています。
そんな中、親子世帯が同じマンションの隣合せ住戸に住む「二世帯マンション」が提案され、2015年の分譲募集開始以降モデルルームは見学者が絶えないなど、人気を集めています。
 
大手不動産会社が開発した二世帯マンションは、親子二世帯が隣同士で住むことを前提に設計されたマンションです。
玄関扉は別々ですが玄関内は室内ドアで仕切られているだけなので、実質的には共有玄関になっています。したがって、何かあった時やちょっとした用事がある時は互いに声をかけやすい仕組みになっているのが特徴と言えます。親子二世帯のプライバシーを保証しながら、正に「スープが冷めない距離間」や親子同居の安心感を実現した初のマンションと言えるでしょう。
イメージ的には、従来の二世帯住宅のマンション版とも言えそうです。
 
二世帯マンションは子供世帯が子育て問題で悩むことがあっても、同じマンション内に子育て経験豊富な親世帯が住んでいるので、些細なことでもすぐに相談できるのが魅力のようです。
 

マンションが復活させる日本の伝統的生活スタイル

二世帯マンションの何よりのメリットは、親子二世帯の家族が適度な距離感を保ちつつ、親子世帯ならではの「かゆいところまで手が届くようなコミュニケーションの良さ」と言われます。
例えば、普段は親子世帯がそれぞれのプライバシーを守り、それぞれ自分たちのリズムに合った生活をします。そして子世帯の子供が保育園や病院へ行く場合は、親世帯に孫の送り迎えを頼むのが極めて容易なことです。
逆に親世帯が病気になった場合、親の看病や介護は子世帯がすぐにできます。高齢者が日常的に抱える健康不安の解消にもつながりそうです。親の安否確認を外部のサービスに頼る必要もありません。
 
食材の買い出しなども、子世帯に頼んでまとめ買いすれば経済的だし、定期的に食事などを親子孫の三世代で共にすれば食卓がにぎやかになり、家族の一体感も深まるでしょう。またその際、親子で料理を作れば「我が家の味」の伝承も容易になるでしょう。
この他、隣合せの住戸は基本的に同一設備同一仕様なので、それぞれの家庭を行き来して家事や育児をする際も使い方に戸惑うこともないでしょう。
 
二世帯マンションのメリットとしては、次のようなものが挙げられます。
●居住空間が分かれているので互いのプライバシーを守りやすく、かつそれぞれのリズムで生活できる
●子育て、看病、介護など何かあった場合は互いにすぐサポートできる
●互いに留守などをすぐ頼めるので、旅行などに行きやすい
●二世帯で共有の自家用車を使うことで維持費を安く抑えられる
 
核家族が伝統的な生活スタイルの欧米では、子供は18歳で親から独立し別居生活をするのが通常です。親は年老いても子供世帯と同居するケースは稀だと言われます。
それに対して、我が国では親子孫三世代同居の大家族が伝統的な生活スタイルでした。
その意味で、二世帯マンションは我が国の伝統的生活スタイル復活に適した居住形態と言えそうです。
 
 
 
 

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